介護職員が集まらない時代のAI採用術〜AI面接・ICT導入で変わる採用と定着の新戦略

この記事のまとめ

介護業界の有効求人倍率は3.88倍と全職種平均の約3倍。求職者が来ない・来ても辞退する二重の採用難を、国内初のアバター型AI面接(24時間365日対応)とクラウド型ICT導入の組み合わせで突破する施設が増えている。AI面接導入で一次面接工数88%削減、ICT整備が採用競争力を高め、離職率15〜18%改善の事例も複数報告されている。


目次

  1. 介護採用の「2026年問題」とは
  2. AI採用術とは?なぜ今必要か
  3. アバター型AI面接「Our AI面接」の全貌
  4. ICT導入が採用力を高める理由
  5. 離職率改善への連鎖効果
  6. 導入ステップと費用目安
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ・今すぐできる3アクション

1. 介護採用の「2026年問題」——採用担当者が直面する二重苦

求人を出しても応募が来ない

介護・福祉分野の有効求人倍率は3.88倍。これは全職種平均の約3倍以上にあたります(出典:厚生労働省「職業安定業務統計」2025年度)。求人票を出しても応募自体が集まらない状況が続いています。

厚生労働省の推計によると、2022年度時点の介護職員数は約215万人ですが、2026年度にはさらに約25万人、2040年度にはさらに約57万人が追加で必要になります(第9期介護保険事業計画)。このペースで人材が確保できなければ、施設の運営そのものが立ちゆかなくなります。

来ても辞退、採用しても3年で離職

応募があっても、面接日程の調整が取れずに辞退されるケースが急増しています。特に若い世代は「すぐに返事がもらえない企業には行かない」という傾向が強く、面接調整のレスポンスの遅さが辞退を生む構造になっています。

また、介護職員の離職率は13.1%(令和5年度、公益財団法人介護労働安定センター調査)と全産業平均を上回る水準にあります。採用しても定着させる仕組みがなければ、採用コストの消耗が続きます。


2. AI採用術とは?

AI採用術とは、AI面接ツール・採用管理システム・クラウド型介護記録といったテクノロジーを活用して、「採用の入口(応募〜面接)」と「定着の入口(入職後の環境整備)」を同時に改善する採用戦略のことです。

ポイントは2段階の仕掛けにあります。

ステップ施策効果
① 採用の入口改善AI面接(アバター型・24時間対応)辞退率低下・面接工数削減
② 定着の環境整備ICT・クラウド記録・AI業務支援離職率改善・採用競争力向上

3. アバター型AI面接「Our AI面接」の全貌

国内初の定額制アバター型AI面接

JetB株式会社(東京都新宿区)が2025年1月にリリースした**「Our AI面接」**は、人間に近い外見を持つAIアバターが面接官を担う、国内初の定額制AI面接サービスです。介護・福祉分野の採用担当者に特に注目されています。

主な特徴

  • 24時間365日対応:深夜・休日を問わず、求職者が都合のよい時間に受験可能
  • アプリDL不要:URLをクリックするだけで面接開始。スマホ・PC・タブレット対応
  • 自動評価機能:AIが面接内容を分析し、求職者の適性を自動スコアリング
  • 定額制:面接実施数に関わらず月額固定のためコスト管理が容易
  • AIアバターによる対話形式:求職者が緊張しすぎず、本来の人柄を引き出しやすい

実証データ

JetB社が2025年10〜12月に自社で実施した採用活動(187名)において、AI面接導入により一次面接の工数を88.87%削減。別期間(2024年10月〜2025年8月、371名)の継続利用データでも88.03%削減を達成。(出典:JetB株式会社 自社利用レポート)

これは採用担当者が人を呼んで面接を実施する工数を約9割カットできることを意味します。採用担当者が不足しがちな中小介護施設にとって、特に大きな恩恵となります。

2026年5月リニューアル予定

現在、より深い人材理解機能・社内連携機能・データ活用範囲の拡大など大幅アップデートを2026年5月リリース目標で開発中です。介護・福祉業界向けの無料ガイド(「AI面接で解決できる採用課題」ホワイトペーパー)も公式サイトで無料公開中です。


4. ICT導入が採用競争力を高める理由

「ICTを導入すると採用にも良い影響があった」——これは、多くの施設管理者が語る意外な副産物です。

東京都・社会福祉法人 清心福祉会の特別養護老人ホームでは、クラウド型介護記録「ケアカルテ」を導入した後、中途採用の面接で「以前の施設でもケアカルテを使っていた、だからここに来た」という求職者が現れました。「ICTを活用していること自体が採用競争力になる」——そのことを示す象徴的なエピソードです。

ICT導入が採用に与える4つの影響

  1. 「求職者の安心感」向上:デジタル化が進む施設は「ホワイト職場」として映る
  2. 「残業削減」の可視化:ICT導入で残業時間が30〜40%削減した事例が複数報告(訪問介護DX調査)。求人票にリアルな数字を載せられる
  3. 「外国人・若手スタッフ対応力」向上:クラウド記録なら言語バリアを下げやすく、応募者層を広げられる
  4. 「評判・口コミ」への波及:ICT整備→職員満足度向上→口コミ・リファラル採用へのプラス連鎖

5. 離職率改善への連鎖効果

AI面接で採用の入口を改善し、ICTで現場環境を整えると、離職率が改善されるという連鎖が生まれます。

  • SOMPOケア:見守りセンサー等ICT導入と職場環境改善を並行推進 → 離職率が半減(福祉新聞)
  • 特別養護老人ホーム「ファミリーマイホーム」(清心福祉会):マンツーマン育成+クラウドICT導入 → 離職率が約15%から2%へ(令和2年度比、令和4年度は介護職員の退職者ゼロ)
  • 複数施設の報告:ICT導入後に前年比で離職率が15〜18%改善した事例が報告されている

著者コメント:私が介護現場で20年見てきて感じるのは、「ICTを入れるだけでは離職率は下がらない」ということ。ICT導入のプロセスに職員を巻き込み、「施設が自分たちのために変わろうとしている」と感じてもらうことが、定着の本質だと思っています。


6. 導入ステップと費用目安

フェーズ1(今すぐ):AI面接を試す

ツール特徴費用目安
Our AI面接(JetB)国内初・定額制・アバター型・アプリ不要月額定額制(要問合せ)。無料トライアルあり

手順: 公式サイトへ → 無料トライアル申込 → 質問項目登録(約30分) → 翌日から24時間対応開始

フェーズ2(1〜2ヶ月後):ICT整備で定着基盤を作る

  • クラウド型介護記録ソフト(CareViewer、ケアカルテ等)の導入
  • 都道府県の介護テクノロジー補助金を活用(補助率最大75〜80%)
  • 求人票・採用ページに「ICT導入事例」と「残業削減データ」を明記

7. よくある質問(FAQ)

Q. 小規模施設でもAI面接は使えますか? A. はい。定額制のため、月1名採用でも月100名採用でも料金は同じです。小規模施設ほどコスト対効果が高くなります。

Q. アバターに違和感を感じる求職者はいませんか? A. 初期は慣れが必要ですが、「人間より緊張しない」「好きな時間に受験できる」というポジティブな反応が多く報告されています。特に若い世代は受け入れやすい傾向にあります。

Q. ICT導入と採用改善はどちらを先にすればよいですか? A. 同時進行を推奨します。AI面接は即日導入可能(無料トライアルあり)。ICTは補助金申請の準備に1〜2ヶ月かかるため、AI面接を先行させながら並行して補助金を申請するとスムーズです。

Q. AI面接の内容を現場管理者も確認できますか? A. はい。Our AI面接では面接データをチームで共有する機能があり、現場管理者・経営者が採用判断に参加しやすい設計です(2026年5月のリニューアルで強化予定)。


8. まとめ・今すぐできる3アクション

介護採用難の構造は、AIと ICT の組み合わせで確実に変えられます。

今すぐできる3つのアクション

  1. 「Our AI面接」の無料トライアルに申し込む → 面接工数88%削減を体験。まず試すことが最速の一手(https://ai-mensetsu.jp/
  2. 求人票に「ICT導入・残業削減データ」を追記する → 「DX職場」と伝えるだけで応募者層が広がります
  3. 都道府県の介護テクノロジー補助金情報を調べる → ICT整備のコストを最大75〜80%カット

参考資料:

この記事を書いた人

目次